Tech-on MeetUp#07「OpsとDevの蜜月な関係」参加レポート
TECH PLAY渋谷で開催された Tech-on MeetUp#07「OpsとDevの蜜月な関係」 というイベントに参加してきました。
Tech-on MeetUpとは
https://techplay.jp/event/734673?utm_medium=email
『技術者同士を、人と人とのネットワーキングで繋ぐ』 技術のトレンドは非常に早い流れで移り変わるのがいまのIT業界の理です。 ナレッジをきれいなドキュメントに起したり、 それを閉じた組織のなかで共有しているだけでは この早い流れについていくことは絶対にできません。 「Tech-on」では、「ホンモノのナレッジは人と人の緩い繋がりの中にこそある」を信条に 同じテーマに興味をもつ技術者同士を繋げ、 自らが持っているナレッジを自分の組織の外に 出し合うことで、 お互いがこれまで発見できなかった新しい知的創造を生み出せる 「場」を提供していきます。
今回は7回目ということで「DevOps」がテーマでした。
セッション紹介
「Ops meets NoOps ~そのとき何が起こったか~」
- NoOpsとは「システム運用の嬉しくないことをなくす」を目指すこと
- コンセプトに共感して何かを始めた人は多いが、導入が進まない企業がほとんど。
- 「試行錯誤しにくい体制」「いいだしっぺが全部やって」「「SRE」とか「なんちゃらワーキンググループ」とか旗だけ先に立っちゃう」などの環境が原因
- 今やってること続けながら新しいことは出来ない
- 積極的にやめて時間を作ろう
- やめる判断はえらい人の大事な仕事
- いきなりドリームチームは作れない
- 持続的な変化は能力より、意欲より意欲が大事
- どこから始めるのが良いのか
- Cloud Native Trail Map
- ただし、実績が出るまで時間がかかるので、おすすめはObserbavilityから
- なぜObservabilityから始めるのか
- プロビジョニング/構成自動化より効果が出しやすい、効果も出やすい
- 監視が不要な組織はない
- エンドユーザーへの影響が少ない
- Opsが道場になる
- 監視システムをNoOpsコンセプトで作ってしまおう
- そこから知見を展開していけばいいのではないか
- SREはほとんどが「Avalability」の文脈で語られる
- 共通指標(SLI/SLO)を定義することでビジネス/Dev/Opsのチームワークが生まれる
- ビジネスオーナーにSREの重要性が理解されなかったらMicrosoft Leanを見せるのをおすすめする
- そしてそれらを把握する仕組み(Observability)を作ろう
- なくしてもなくしても、Opsの仕事はきっとある
- なくせるOpsの需要が高まっていく
「チーム開発におけるDevとOpsのプラクティス」
- 開発(スクラム)と運用(複数件運用)でゴールが違う
- 実際に運用するメンバを開発チームに入れ、非機能要件をバックログに入れt
- 運用も開発のチームの一員となり、ゴールを統一した
- 現代のシステムは分散化されて複雑
- 新規サービスのリリース前に重厚な障害テストを行っている
- Chaos Engineeringをstg環境でやっている
- 運用と開発合同で実施
- いつ、なんの障害を発生させるかは言わない
- 実際に障害が発生したとして障害対応する
- gremlinを使っている
- リソース、ネットワーク、ステート障害などを起こすことが出来る
- GUIから操作可能
- 複数障害パターンの保存、自動化が可能
- 障害訓練の効果
- 各コンポーネント障害のユーザー影響がわかる
- 障害手順書の不備がわかる
- 実際の障害状況に違い環境で訓練出来る
- システムを改善する機会が得られる
LT会
SRE はじめの一歩
- JX通信社 平瀬 達也(たっち)
- Tech-on MeetUp#07 LT SREはじめの一歩
Slackによるインシデント対応
- コネヒト 金城 秀樹
- インシデント発生時のSlack
MLOps
- 日本マイクロソフト 中村 憲一郎
- (資料公開待ち)
Microservice x ScrumなBtoB_Webアプリケーション開発現場のOps話
ZOZOTOWNを支えるチーム運用について
- ZOZOテクノロジーズ 鶴見 純一
- ZOZOTOWNを支える運用について
感想
Tech-on MeetUpというイベントは今回初めて知ったのですが、 過去のテーマを見るとその時の技術トレンドにフォーカスしたものを毎回テーマを変えて行っており、 また時間の都合がつけば参加してみたいなと思いました!